小林心療
初めまして、「小林心療」代表の小林祐仁です。私は十代の頃に、生活環境の大きな変化から重度のうつ病に罹りましたが、それを概ね自力で克服(担当して頂いた医師に薬物は有効である反面、毒としての作用も強いと教えられた為)した経験があります。そして、その時に私が薬に代わり利用したものが、哲学や自然科学などの様々の学問でした。この体験から、何より日常的な健康に重きを置いた、主として対話と実践により各症状を改善させる方法を確立する為に、今回、私は小林心療を開業致しました。下記にて、来談者様に対して実際に活用致します学問をいくつか、簡単にご紹介させて頂きます。
「哲学」と聞くと、少し難しそうなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、哲学というものは詰まり「自己の再構築」に他なりません。これまで単純に受容していた事象を改めて哲学的に分析し直し、自己内に強固な支柱(何かしらの立場)を築くことにより、雑多の情報をある程度まで遮り、精神の安寧を保つことが可能となります。
人間の一見して不条理に思われる行為は、動物的本能と理性との食い違いに起因しているということが多々あります。その為、対人恐怖症などの基礎的な感情を因とする神経症の改善には、生物学的論理を用いた方法が最も有効であると考えます。
人間の本性の一つとして、言語を挙げることが出来ます。人間社会や共同生活などの諸集団は専ら言語を含む記号により成り立ちます。何故なら、それらを用いることにより個人間の意志や感情の伝達は遥かに円滑なものとなるからです。ですので、言語学に触れ、あらゆる記号の本質を理解することにより言葉、或いは記号の関係している数多くの症状の緩和を望めます。